認知症あれこれ

義母は認知症なのだけれど、もう食事が摂れなくなってほぼ2年。
飲み込みができなくなったとかではなく、
義母自身が食事を拒否してしまっていた。
口を開けなくなったんです。
胃に不快感があるのか、空腹感がなくなったのかわからないけど、
とにかく食べたくなくなったようです。

胃ろうにすれば、老人ホームでの介護も可能であったけれど、
胃自体が受け付けないのかもしれず、点滴などによる栄養補給の方法で
病院に入院している。
点滴も首のポートや、足から入れていたけれど、血管もずっとは
使えないので、今は鼻からミキサー食。
最初は鼻からも胃が受け付けなかったけれど、何度かやってみて
受け付けるようになり・・・

とはいえ、鼻からの栄養もかなり辛いはず。
私自身、小腸の検査で鼻からチューブを入れたら、
苦しくて胃液を吐いたことがあり、検査は中止した苦い経験も。

鼻からのチューブは、手が動く人は、勝手に外すこともあるそうだけれど
義母の場合は、もう脳からの指令がいかず、手足を動かすこともできなくなっていて、
不快に思っていても、自分で外すこともできない。

義母はそんな感じだけれど、叔母(義母の妹)も認知症。
義母から2年遅れぐらいで発症した。
祖母(義母の母)も認知症だったらしく、何か遺伝的なものも
あるのかも・・・と親戚では話していて、夫も発症する可能性はあるかも。

伯父(義母の兄)は認知症にならなかったので、女性の方がなりやすいのかもしれない。
実際に施設などに行っても、女性が長生きというのもあるだろうけど、圧倒的に
女性の入居者が多かった。

叔母も1年前は、札幌の法事には参加することができ、そこで行方不明になり
警察に探して貰わないと見つからないという事件はあった。
私もそのときは、「なんで見かけた人が、何らかの対処をしてくれないのか?」と
思ったけれど、実際自分が近所でパジャマで徘徊する高齢者を見かけて
声を掛けても「家に帰るんです」と言われたら、「そうですか」とそれ以上の
行動は取れなかった。無理矢理警察に連れて行くというのも、なかなか難しい。
ご本人にもプライドがあるし、ご本人が迷子になったという認識がなければ難しい。
その叔母も、先日都内での親戚の食事会があり、札幌の法事からほぼ1年後には、
もう親戚の集まりにも参加できず、一人での歩行も困難となり、言葉も出づらくなっていた。

1年でこんなに進行するのかと。。。
今は叔父(叔母の夫)が老老介護という形で自宅介護だけれど、
そろそろそれも困難になってきているようだ。
義母は早い段階でグループホームへ入所したけれど、
その義母より、自宅介護中心の叔母の方が進行が早い気がする。
夫は、義母の進行は施設入居で早くなったと主張していたけれど、
それに関係なく、進行はしていくものだと思った。


認知症やガンは、高齢者が長生きするから、最近増えているというけど、
ほんとうにそうなのかなあ?
うちは祖父母が4人とも90代まで生きていたけれど、
認知症やガンには無縁だった。
そういえば、祖父母は農家だったので、高齢になるまで農作業をしていた。
野菜中心の生活であり、日常的に農作業で体を動かしていた。
そういう生活習慣がよかったような気がする。

最近は食事も欧米化していて、油や肉などの料理が増えたし、
日常的に体を動かすことも少なくなっている。
そういう生活習慣の変化も関係している気がしてならない。

認知症も、おかしな言動や徘徊などが特徴的に感じるけれど、
進行して、5年から7年ぐらいで、歩行や言語・摂食に障害が出てきて、
寝たきりになり胃ろう・点滴などの栄養摂取になるんだなあ。。。と
叔母や義母の状況を見ていてしみじみ思う。
徘徊も認知症では大変だけれど、寝たきりに近い状態になると
動き回っていた頃のことも、なんだか懐かしく感じてしまう。

義母も、グループホーム・老人ホーム・急性期病院
療養病院と3ヶ月から2年のサイクルでいろいろ移動した。
老人ホームは一時入居金が高かったけれど、入所していたのは
たったの半年だった。
今から思えば、もう少し良いランクの老人ホームに
しても良かったかと思ったりする。

認知症なんて、ほんと予期せぬ出来事で、
義母自身が、内臓も足腰も全く悪くなくて、
至って健康であった。
それだけに、家族も突然の出来事にわからないことだらけだった。

たまたま同じマンションに住む友人のお母様も
義母から遅れて認知症を発症され、いろいろ相談に
のることができたし、そういう話題で話をすることもあり、
お互いに悩みなど話すことができたけれど、
なかなかそういう身近に相談できる友人がいないと辛い状況だと思う。
友人のお母様も、今は老人ホームに入居中。
老人ホームの選択については、いろいろアドバイスもした。
入居一時金の返還金のことの確認・最後まで看取り可能かどうか・
病院が経営してるところが必ずしも良いとは限らない。。。
認知症に詳しい医師が居ない場合もあり・・・などなど。
自宅介護は本当に大変なので、割り切って考えた方が良いとアドバイスした。
こういうところは、男性より女性の方が現実的かもしれない。
その意味で、現在介護している叔父も大変だと思う。
叔父も80代だし、叔母の状況もだんだん深刻になっていて、
ほぼ週の半分はショートステイらしいけれど、叔父も精神的に
参っているため、ホーム入居も考える時期に来ているのは確か。
ほんとに認知症は周りの家族の精神的負担も大きいと感じる。
いろいろなことができなくなる状況をずっと見守っていくのも本当にしんどい。

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by zebra_queen | 2015-06-01 12:58